積み木の丘

でもそれじゃつまらない つぶやいて 僕を見下ろして
冬の空にかかる
蜃気楼

でもそれがすべてだ と 目を閉じて 耳を塞いで
寒い空をわたる
蜃気楼

みたいな 積み木の丘
腰掛けて 忘れものの数を数えた
時計はまだ眠っている ため息をひとつづつ
どうぞ

でもそれじゃつまらない ぎしぎしと車輪をきしませて
冬の空を急ぐ
蜃気楼

でもそれがすべてだとして 君は言う
想いは とっくに無いの もうここには
ゆるい線を描く
蜃気楼

みたいな 積み木の丘
つまづいて 忘れものを散らばしてしまった
時計はまだ眠っている 今すぐに
今すぐに 越えていかなくちゃ

ここは 積み木の丘
振り切って 君のもとへと急がなくちゃ
時計がまた時を刻む ふりむけば
あの時の 空

20111210