もっと遊ぼう

目に見えないバスに轢かれそうになって
君の心は挫けている
まだドアも開けていないのに
靴も履いていないのに

薄紫の空をカーテンが
君の心ごと隠している
そこに行くには切符はいらないよ
少し窓を開けてみてごらんよ

もっと 遊ぼうもっと
遠くまで行ける足を動かしてもっと
歌うもっともっと夜が覚めて
朝が燃えてしまうまで

つぶやくのは非道いことを言う人たち
君の瞳を曇らせている
組み立てられないパズルさ
ちょっとゆっくりしたいよね

ささやくのは怖いことを言う人たち
君の気持ちは乱れてゆく
少し顔を上げてごらんよ
せっかくの景色 今しか観れない

もっと 遊ぼうもっと
遠くまで行ける足を動かしてもっと
歌うもっともっと夜が覚めて
朝が燃えてしまうまで

サルヴァトーレ、南へ。

知っていたけど 言い出さなかったのは
同じ夢 みていた僕のアイロニー

わかってたけど 踏み出せなかったのは
崖の上 織りなす芝居はパロディ

描いたものは愛情 君は救済者
だけど 役者はいつも不揃い

きれいな物語 描く筆を置いて
遠く まだ見ぬ国へと帆を張って

 桟橋でくれた 別れの手紙なげて
 南へ流れ 海が終わる果てまで

知っていたけど 黙っていたのは そう
同じもの 焦がれた僕のシンパシー

迷える人たちの 欲しがる手をほどいて
遠く まだ見ぬ国へと帆を張って

 桟橋でくれた 別れの手紙なげて
 南へ流れ 海が終わる果てまで

知っていたけど 言い出せなかったのは
同じこと 夢みたセンチメンタリー

2013.3.11

空想のもたらすもの

ほら彼女は 窓から空を見てた
ふいに飛べるような イメージ
白い床に 空蝉を映して
抜けるような青空を見ている 夢見ている
雲を越えて 懐かしいあの場所へ

ほらあの子は 水たまりを見てた
吸い込まれるような イメージ
靴の下に 広がる空こそが
本物のような ああ 気がしている 高く飛んで
たどり着つく夢にみたあの場所

イマジネイションは君を笑う
目の前のものだけが全てじゃないよ
イマジネイションで君は叫ぶ
争いは終わり 懐かしい人に 逢える

ほらあなたは 静かに目を閉じた
深く溶けるよな イメージ
淡く光る 思い出のかけらに
導かれるように 沈み込んでゆく もっと深く
全てが終わり始まるその場所

イマジネイションは君を試す
ひび割れた絵の具の上に水を落とし
イマジネイションは君を壊す
鏡の中の誰かを探し続けて

イマジネイションは君を笑う
目の前のものだけが全てじゃないよ
イマジネイションで君は叫ぶ
争いは終わり 懐かしい人に 逢える

2010.1.20